CONVERTEERBAARHEID VAN PLAATS EN KWANTITEIT.-NoO1

                      
「場と量の変換性」

ある「場」に存在する,ある「物」が能動することによって、波動が生じる。

そしてその場に他にも「物」、あるいは「他者」が存在する時、互いのシナジーによって呼応する。

自分と他者、自然と人工、人と社会...などにこのような現象が重なって写る。

 絶対の存在や、永遠であると認識したものが、瞬時に消えてゆく経験は誰にも起こる。

また、価値観までも刹那に変わってしまう事がある。

これは、波動の連続、連鎖の中で、イリュージョンの世界とリアリティーの世界とが 交互に打ち寄

せる位相を呈している様に思える。

 この波が我々の行くべき場を指し示している。しかし、結果として、それがどのような「場」であ

るか、我々に決定する権利も力もない。

 ただ、この「場」に存在する「物」となって、波動の連続の概念を表現化したい。
       
            
                                篠原  猛史
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