『 場と量の変換性-III 』

                                    篠原 猛史

 個が在るということは、それ自体が循環するエネルギーとして成立し、ある波動を外に向けて発しているということである。そして個と個が出会うとき、又、離れていたとしてもそれらが何らかの係わりを持つ時に、波動が重なり、繋がり、連鎖が生まれる。互いに相乗作用を持つ波動であれば、さらに増幅されたものとして、より大いなる循環のエネルギーが形成される。
  現代社会は雑多な情報が否応なく身の廻りにあり、氾濫し、混沌んとした中で個自身の焦点が茫洋としたスパイラルの大海に飲み込まれようとしている。
 そのような状況の中で質の良い循環と波動を生むものは何なのか?
 イコノグラフィーとして読み手に伝わるのみならず、創る側には生命そのものを宿した手を持つことにこそ、その答えを導く鍵があると信じている。
    
       29,Apr,2007

 

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